モーターの熱
パーツの一部がHot! Hot!(古)
TAで夢中になっていると、モーターが熱々になっていることがあります。
熱を持ったモーターは磁力低下や銅線の電流抵抗上昇により適正スペックよりも下がってしまうというのは、わりと情報を齧っているミニヨンレーサーならおなじみの話でしょうか。セッティングやモーターの種類による部分もあるとは思いますが、そもそも連続走行という負荷がモーターによろしくないのは明らかでしょう。
ミニ四駆のモーターに対して熱対策と言えば、アルミモーターサポートやモータークーリングシールドあたりでしょうか(前者はモーターを固定するついでみたいな感じですが)。ARシャーシあたりだと、空気を取り入れて積極的に冷やそうという思想がシャーシ設計にあるかと思いますが、旧シャーシ系にはなかなかそういうのはありません。
「熱ダレなんてそこまで気にするほどじゃない」
そうかもしれませんし、いざとなれば交換すれば良いというお話ではありますが、出来れば上手く運用したいというのが、草ミニヨンレーサーのお財布事情(苦笑)。では、旧シャーシ(僕の場合はS2ですね)ではどのような対策をすれば良いのでしょうか?
ARシャーシでは(ゴミを吸い込むという致命的問題はありますが)空気をうまく取り入れて冷やそうとします。シャーシ構造を変える訳にもいきませんので、ボディ形状を変えることで空気を取り入れれば良いのでしょうか?
上の画像は直近に製作したドリスペ号ver.2ですが、こちらはフロントガラスにあたる部分を開放し、モーターと電池に風が当たるようになっていると思います。
ただ、家の中で窓を開放した時の風の流れをイメージしていただければご理解いただけるかなと思うのですが、綺麗に風の通り道を作ってあげないと、風は巻いてしまって良い感じの効果は得られないのではないか、と思うのです。
上の画像で言えば、リヤウイングを差し込む穴の後ろに開放されている部分がありますが、あれよりもやや後ろに風の抜ける穴を作ってやり、それ以外の穴を塞いでやると前からモーターを通過した風が綺麗にマシン後方へと流れそうに思えます。綺麗に抜ける風はそれなりの勢いがあると思うので、モーター冷却に多少は役立ってくれるのではないか、と思いたくなります(スケール的な問題云々で効果的な勢いが実現できないのではないか、という懸念はありますが)。
別に耐久レースをやる訳ではないので、その都度ちゃんと休ませてあげれば良いだけの話ですが、モーターに与えるダメージは出来る限り少なくしたいものです。それがただのロマンに過ぎないとしても、こういう部分はちょっと考えてしまいますね。